北海道を旅したモチベーションは3つあった
1つは常に新しい景色が現れたこと
北海道には数多くの絶景があり、
四季折々の姿で自分を楽しませてくれた
もう1つは、北海道の今が象徴的に思えたこと
北海道の風景は、
日本社会の過疎側の成れの果てとして私の目に映った
まさしく私たちの生きる世界の未来に見えた
そして最後は、恐怖だ
これほどの旅ができるという環境が、
いずれ失われる
モラトリアムが終わってしまう
今しかできないという思いが、私を駆り立てた
「消えてしまう」
ある時、こう強く思った
何年も前からここにあって、
これからもずっとここにあるのだろう
そう思えなくなった
私も、景色も変わっていく
「できるのは、今だけ」
だから、固定しようと思った
いまある北海道の景色をすべてこの目で見て、
北海道の景色を網羅的に記録したかった
写真というツールを使って
北海道の「魚拓」を作ろうと思った
後半は、北海道のもう一つの景色である